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テニス肘についてもう一度考えよう!

最近経営のことばっかりで、「り」の予測検索が「利益率」でした。

さすがにどうかと思ったのでここでしっかりと理学療法士っぽいことを書きます!(笑)

 

テニス肘はテニス障害の筆頭に挙げられます。テニスをやってない人でも知っている人も多いはずです。

今回はそんなテニス肘について書いていきます!

 

 

テニス肘とは

まずはテニス肘とは何なのか。いわゆるテニス肘と言われている障害は「上腕骨外側上顆炎」という病名になります。

上腕骨外側上顆とは骨の部位のことで上腕骨をつかんで下に降ろしたときに外側に出っ張っているところです。

この場所は3つの筋肉の付着部になっていて、主に手関節の背屈(手の甲を上げる動き)に働きます。テニスでは特にバックハンドストロークやバックハンドボレーのインパクトの際にラケットを支えるために働きます。

これらの筋肉の使い過ぎなどにより痛みが生じてしまった状態を上腕骨外側上顆炎といいます。

外側上顆炎は実はデスクワークの方にも多い障害です。

パソコン作業などの使い過ぎや老化による小さな損傷によって徐々に症状が出現します。または、小さな損傷の上で負荷がかかることで急激に発症したりします。

 

↓の画像の青丸が上腕骨外側上顆です。沢山の筋肉がついていることがわかります。

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テニスをしている人であればかなりの人がなる身近な障害ですが、この場所は筋腱移行部と呼ばれる血流の少ない組織であり、障害の治癒は数週から数か月かかると言われています。期間が長く、慢性化しやすいとも言われています。

 

自分でできる検査法

・Thomsen test:手関節進展・肘関節伸展位で被験者に握りこぶしを作らせ、検査者が第3中手骨を掌屈するように力を加え、上腕骨外側上顆に痛みを生じれば陽性

・Chair test:肘・手関節伸展・前腕回内位で椅子を持ち上げさせ、上腕骨外側上顆に痛みを生じれば陽性

・中指伸展テスト:肘・手関節伸展・前腕回内位で伸展した中指に掌屈するように力を加え、上腕骨外側上顆に痛みを生じれば陽性

 


外側上顆炎の整形外科的テスト【PTの資格保持者の動画】

ちょっと見ずらいですが↑の動画も参考になるかと思います。(僕じゃないです。)

 

これらが当てはまらなければ大丈夫というわけではありません。少しでも痛みがある場合は身近なコーチや整形外科クリニックに相談をするべきです。

 

治療法

初期治療は安静とアイシングを行います。症状が軽い場合は痛みの出るショットを打たないようにして対応するようにします。

症状が強い場合は完全にプレーを中止する必要があります。

私が医療機関で働いている経験からしてもなるべく早い段階で医療機関にかかることをお勧めします。

医療機関での治療法としては電気刺激療法やマッサージ、筋力強化、ストレッチ指導などを行い、これらで改善がない場合は手術的治療が選択されます。疼痛が強い場合はステロイド注射もされます。

 

実際は症状が重くなってからでは完治することは少ないです。初期治療の段階でしっかりとフォームを直していくことが大切だと思います。

 

プレー時のポイント

では実際にどこに注意するかを以下の点を見てもらえればと思います。

インパクトの瞬間に手首が伸びていないか。

・打点は体よりも前で打っているか。

この点が重要となります。スマホの映像などでもいいので一度痛みが出る自分のフォームを撮影してみるといいと思います。

 

以上です!こういう投稿も増やしていければと思います!!(^^)!